Blog

iPS細胞の限界

2019/10/02

iPS細胞の山中教授は、マスコミの突出度は高いですが、苦労しています。

期待されている成果が出ないのです。

私ははっきり言って、彼がノーベル賞をもらった時も、

彼の研究には期待していませんでした。

なぜなら、彼が遺伝子をいじっているからです。

万能細胞になるということと、癌細胞化することとはほぼ同じですから、

iPS細胞の癌化を現時点では完全には防げません。

自分の細胞から創るには5000万円かかるので、他人のものを使って安価にしようとしていますが、

他人のものなので拒絶反応が起こります。

一生免疫抑制剤を飲まねばなりません。

その高いリスクを患者さんが負うのです。

 

 このようにiPS細胞に政府が期待して多額の資金をつぎ込んだのに、

たいした成果が出ず、この間欧米ではES細胞などの研究が進歩し、日本は差をつけられています。

ES細胞は胚胎を使うので、倫理的に私は反対ですが、癌化はしません。

 

 私は、遺伝子は人間がいじるものではないと思います。

何が起きるか、完全には分からないからです。

遺伝子操作は神のみに許されたことです。

いのちの前に人は謙虚であるべきです。

 

 私は副作用のない画期的な再生医療法を調べています。

いずれお話しましょう。

Page Top