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コロナに軽くかかってしまう?

2020/07/03

新型コロナからは完全に逃げ切れず、世界中どこに行ってもゼロリスクでなく、ローリスクです。先般東京での抗体保有率が0.10%と発表されましたが、意外と少ない印象です。

現実的にどうしたらいいか。見えない敵と絶対接触しない保証はないので、むしろ軽く罹って抗体を創っておく(スウェーデンのような集団免疫の考え方)のがいいと考えます。それは危険だと反対されそうですが、幸いわが国の死亡率は極めてゼロに近いのです。その理由として、同じ新型コロナウイルスでも悪性度の高いL型と悪性度の少ないS型があり、わが国は主にS型です。S型に罹って抗体を持つと、L型にも罹りにくく、軽く済むことも分かってきました。それ以外にも、日本人の遺伝子構造がコロナ感染に有利である可能性、BCG注射の影響なども研究され始めました。軽くコロナに罹ることができれば、抗体がどのくらいの期間、体内で機能するかは未知数ですが、当面の発病から免れられるはずです。

この半年で、すでに新型コロナ関係で2万もの論文が出ています。興味深いのは、ウイルスを攻撃するTリンパ球・NKリンパ球、抗体を創るBリンパ球などの機能の弱い人が、感染後重症化しやすいことです。やはり、日頃から良好な免疫機能を保持することをお勧めします。

当院のビタミンC点滴の予防効果は間違いなく、米国中心にコロナ肺炎にビタミンC点滴が劇的に効くという論文がすでに30以上出ています。当院には抗癌剤を受けている人が多いですが、13年前の開業以来、ビタミンC点滴を受けている人は誰も重篤な感染症にかかっていませんし、ほとんどの人が風邪や流感に罹らないこともすごいと思います。

もともと、NK細胞などのリンパ球が、新しいウイルスに対して反応が弱い人がいることも事実です。常識的な事ですが、健康的なライフスタイル(軽い運動、充分な睡眠、タバコを吸わないこと、大酒を飲まないこと)を心がけ、食餌でビタミンA・C・D・E、亜鉛やセレンなどをきちんと摂っておくことも大切です。

 

 

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