ウイルスというものは、インフルエンザもそうですが、
表面にあるスパイクが変異して、感染力を増す傾向にあります。
さらに、PCR検査が昨春の何倍も行われていることで、
感染者が極端に増大しているようにも感じ、
不安を強くしている方も多いのではないでしょうか。
しかし私は、終息の期待を持っています!
それは以下の理由からです。
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PCR陽性者と悪性化する人の比率が、コロナ発生当初の比率と同等であること
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スパイク変異は1年で収束に向かう傾向があること
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集団免疫ができてきたこと(*1)
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メッセンジャーRNAワクチン(ファイザーなど)は期待できること
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ウイルスは低温・低湿度で活性化するので、春には収まるであろうこと
*1 現在インフルエンザや他のウイルス性感染症の患者が激減しているのは、うがい・手洗いの実行率が増えたこともあるでしょうが、
「ウイルス干渉」によるものでもあります。
「ウイルス干渉」とは、1つのウイルスに感染するともう1つのウイルスに感染し難くなるというものです。
分析に長けた西洋医学がなぜ迷走したか、
今回のことで「総合知」ということを考えさせられました。
部分知に優れていても、総合知に長けていないと、戦略的に勝てない。
すなわち、疫学・ウイルス感染学・防御学・免疫学・臨床心理学・心理学・精神医学などの分野を
全て目配りできないと、正しい判断ができないということです。
これた全体に通じている専門家が世界的に見てもほとんどいなかったために、
死者を家族から遠ざけすぎたり、人の少ない外気中でもマスクを奨励したりして、
ウイルスを怖がり過ぎる結果を招いてしまいました。
癌戦略も同じで、総合知が必要です!
大変な事ではありますが、一人一人の患者さんが、
癌の病態、検査や症状による現状の把握、諸治療法(標準と非標準)のポイント、
各治療法のリスクと効果、患者さんの心理面・精神面・ライフスタイル改善などの基本を学び、
出来る範囲で総合知を身につけて、
病気に対応していくのが一番効率的です。
新しい一年を、新しい目標をもって進んでいきましょう!!